ジャカード編みで表現したカラフルな幾何学模様。
60年代らしい鮮やか色使いをした柄は、かつて伝説的であった印刷物をオマージュしている。当時のカウンターカルチャーに大きな影響を与えたコミューン、『KALIFLOWERーカリフラワー』。ここでは自前で印刷出版活動をし、イベント告知のフライヤーやポスタをはじめ、数えきれないほどの種類の印刷物を無料配布していた。69年からはニュースレターを発行しはじめたが、衣食住をはじめ、政治問題からライフスタイルについて、ありとあらゆる情報を発信していた。ハンドメイドの誌面はかつてのアール・ヌーヴォーを彷彿とさせる美しい仕上がりであった。そんな伝説的な刊行物をリスペクトした柄である。

※コミューンとは
ヒッピーたちが生活共同体として集まった自給自足の場所である。
19世紀のユートピア思想に着想を得た、彼らが探してきたアイデア。
愛も財産もわかちあい、仕事も公平に分担し、子育ても分担していたようだ。

※引用
Spectator第44号　発行：有限会社エディトリアル・デパートメント

【カラー】
ブルー
ピンク
オレンジ

【サイズ】
22cm～25cm

【組成】
綿78%、ポリエステル17%、ポリウレタン5%

【生産国】
日本